7月頃より、大幅に検索順位が低下した/問い合わせが急減したため、SEOの対策はできないか?
というお客様からの問い合わせが急増してきました。
多くのものが、Googleの手動ペナルティによる順位の下落で、その改善をお手伝いする中で、悪質SEO業者の問題点、不誠実な対応がかなり浮かび上がってきました。
同様の問題でお困りの方、おそらく少なからずいらっしゃると思いますので、少しでもお役に立てればと思い、情報共有いたします。
Google AnalyticsやWebマスターツールの情報を見せない
自社サイトのアクセス数やGoogleの検索エンジンにどのように評価されているかを知る手段として、Google AnalyticsやWebマスターツールは欠かせないツールですが、
お客様が詳しくないことをいいことに、これらのアカウントをSEO業者が設定し、しかも、その情報を開示しないという業者がありました。
手動ペナルティや外部リンク、インデックスページの状況などは、Webマスターツールを見れば分かります。
私の方に、ご相談いただいた、とあるお客様のところが依頼していたSEO業者がまさに、それでした。
これらのツールの情報の開示を求めたのですが、応じず、あらたに、アカウントを作成して、新規の情報しか見せないといった、対応をしてきました。
外部リンクを開示しない
「良質な外部リンクを提供できるサイトを保有し、そこからのリンクで上位表示を実現」のような触れ込みで外部リンクを販売している業者があります。
外部リンクの情報については、本来、サイト保有者が知るべきものだと、私は考えます。
そのリンクによって良くも悪くもなるものですし、また、それに対して、費用を支払っているわけですから、やましいものでなければ、開示できるはずです。
しかし、外部リンクを売りにしている、そういった悪質な業者は、決して外部リンクの開示をしません。
施策の事実を認めない
SEO会社を他には使っておらず、また、サイト運営者様自体がリンクを貼っていることもない、リンクの増え方に一定の規則性があるなど、明らかな証拠があるにもかかわらず、自分のところが原因ではないと言い張る。
逆に言えば、「じゃあ、それが違うのなら、その間、施策は何もやっていないことになるが」と言うと、詳しいことは教えられないという。
またある業者は、「うちと契約している他のサイトではそのようなことは起こっていない」とも言い、その判断はこちらでするから、とにかく削除するように言うと、削除作業には手間がかかるためと費用の話を始める。
連絡の後に外部リンクが削除されている
上記のような「施策の事実を認めない」にも関わらず、数日後、リンクを確認してみると、リンクが削除されており、明らかに、その業者の仕業です。
外部リンクを貼るための外注業者をコントロールできない
外部リンクの削除に応じたものの、その後も、外部リンクを勝手に貼り続けるといったところもありました。
そのようなところは、外部リンクを更に他の外注業者に依頼している場合もあり、その外注業者のコントロールができず、ペナルティ発動以降も、悪質リンクが増え続けるため、ペナルティ解除の妨げになります。
担当者と連絡が取れなくなる
SEO業者の営業担当、連絡窓口と連絡が取りにくくなる、取れなくなるということもあります。
こうなると、即刻、契約は解除するべきです。誠実な対応を行ってくれることはまずありません。
契約を盾にお客様に不利益を与え続ける
契約期間を6ヶ月・1年といった形で結んでる場合、規約で中途解約した場合は、返金不可になっている場合もあります。
誠実な対応を行う業者の場合は、回復するまでの費用の免除や、中途解約に応じてくれるところもあります。
しかし、不誠実な業者の場合、支払いの継続を求めたり、返金に応じない、中途解約に応じないといったところもあります。
証拠を集め、突きつける
改善要求、中途解約に応じない場合、Google Analyticsの数値データ、Webマスターツールの外部リンクのリスト、売上や問い合わせ件数の変化のデータなど、
証拠となるデータを集め、相手に突きつけます。
強い態度で臨む
もし、法務部や顧問弁護士さんがいらっしゃる場合は、その力も借りた方がいいですし、前述の証拠を使って、とにかく、泣き寝入りせず、強い態度で臨むべきです。
再審査リクエスト・リンク否認ツールで対応
再審査リクエストをGoogleに送信する際には、この悪質業者を名指しで記載。
非を認めなかったこと、削除要求に応じなかったことを詳細に記載して、送信します。
Googleの悪質SEO業者への対応に期待します
ガイドライン違反を繰り返す SEO 業者への対応について
が発表されました。
複数の再審査リクエストにおいて、特定の SEO 業者に関して幾度も同じ報告が見られる場合、Google は、ユーザーを守るために適切な調査を行い、しかるべき処置をとる可能性があります。
とあります。おそらく、同じような業者から同じような対応を受けたお客様からの再審査リクエストが届いているのだと考えられます。
検索エンジンを欺くような手法は、日々、対策が強化されていっていますし、そもそも、企業モラルが問われます。
「しかるべき処置」がどのようなものかは分かりませんが、私としては、こういった業者一掃されることを強く望みます。
ペナルティからの復帰と適切なWeb集客をサポートしています
当方のWebコンサルティング、集客では、人工的な外部リンクを使ったSEOは行いません。
内部施策、コンテンツの充実でアクセス数やコンバージョン数の増加につながるご提案を行っています。
コメント