テスト環境で、Wordpressのサイトの制作を行い、それを本番環境に移行する。
あるいは、
サーバー移転のため、旧サーバーのWordPressのデータをまるごとエクスポートして、新しいサーバーのWordPressでインポートしたい。
こんな作業を簡単に行えるようにしてくれるのが、プラグインのAll-in-One WP Migrationです。
非常に便利なプラグインなのですが、元サーバーからエクスポートしたファイルのサイズが大きすぎて、移行先にインポートできないという問題が出てくることがあります。
WordPressを動かしているサーバーのPHPの設定(php.ini)で、アップロード可能なファイルサイズを変更して対応するという方法もあるのですが、
(upload_max_filesizeでググってみてください)
使用しているサーバーの制限でこの設定を変更できない場合もあります。
そんな場合でも対応できる方法をご紹介します。
エクスポートデータの容量が大きくなってインポートできなくなる原因
エクスポートデータのサイズが大きくなってしまう主な原因は、画像ファイルです。
ブログがメインのサイトで毎日投稿し、それぞれに画像ファイルを付けているような場合。
スマホで撮った写真をそのままアップロードして、画像の大きさ(幅、長さ)は、投稿に貼り付ける際に調整。
このような使い方をしていると、元の画像ファイルに加えて、「大サイズ」、「中サイズ」、「サムネイル」などの画像が自動作成されます。
スマホで撮った写真1枚は3MB程度でも、この自動生成された画像ファイルもあるため、ブログ記事が100本、200本と増えていくと、数百MB、数GBになってしまいます。
これが、エクスポートデータが大きくなる原因になっています。
画像ファイルは除いてエクスポートする
ですので、All-in-One WP Migrationでエクスポートする際には、画像ファイルを除いてエクスポートします。
元のサーバーのAll-in-One WP Migrationのメニューから、エクスポートを実行し、表示された画面で「高度なオプション (クリックして展開)」をクリックします。
表示されて項目の一覧の
「メディアライブラリをエクスポートしない (ファイル) 」にチェックを入れて、エクスポートを実行します。
エクスポートしたデータをインポート
移転先のサーバーのAll-in-One WP Migrationのメニューから、インポートを実行します。
画像ファイルはFTPを使って、ダウンロードとアップロード
これだけでは、画像ファイルが移行できていないため、ページの画像が表示できない状態になってしまいます。
では、All-in-One WP Migrationで移行していない画像ファイルはどうすればいいか?
方法は簡単です。
画像ファイルはFTPを使って、旧サーバー(テストサーバー)からローカルPCにダウンロードし、それを新サーバー(本番サーバー)へアップロードするだけです。
WordPressでアップロードした画像ファイルは、特にカスタマイズしていなければ、WordPressをインストールしたディレクトリの
/wp-content/uploads/
に入っていますので、そこからダウンロードし、移行先のサーバーの同じ場所にアップロードします。
これで、問題なく画像も表示されるようになります。
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