WEBディレクターは気づいてる、データの扱い方でわかるデザイナー、コーダーのスキルレベル

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WEB制作のディレクションをしていると、いろいろなデザイナーさんやコーダーさんと仕事をする機会がありますが、本当に個々のスキルというのはまちまちです。
社内で気心の知れた、力量のわかる人と一緒にする場合はいいのですが、誰かの紹介であったり、ディレクションの部分だけ任されて、制作部隊は決まっていたりと自分の権限で選ぶことができないこともあります。

そういうときに、一緒に仕事をしていく中で、ちょっとした部分で、その人の経験が豊富か、浅いか、普段から勉強しているかどうかわかってしまうことがあります。

渡されたデータを見て、不要なものが入っていたり、確認もれがあったり。デザインそのものやコードの中身だけではなく、データの扱い方でわかることがあります。

そんな事例をピックアップしてみました。実際に私がこれまでに経験したことのある事例です。

不要なファイルをアップする

Macでは、.DS_Storeをはじめとする「.(ドット)」付きのファイル、Windowsの場合、Thumbs.db、.bakのようなバックアップファイル、Dreamweaverの _notesフォルダや.mnoファイルもHPのサーバーにアップしてしまう。

不要です。アップしないでください。

ネーミング

【ファイル名】
日本語ファイル名なんかだと、もう、これは、厳しいですね。。。。★とかやめてください。どうぞお帰りください。次の仕事の発注はないと思います。

HTMLファイルだけではなく、付属ドキュメントやワイヤーフレームのデータもそうです。
たまに、FTP経由でやりとりしたりもしますが、文字コードの関係で日本語が化けてしまうこともありますので、半角英数で。
バージョンを付けてくれたり、ファイル名+日付で更新されたのがわかるようにしてくれるような人は最高です!
あと、英字の大文字小文字の統一(できれば全部小文字で)お願いします。

HTMLのファイル名の場合、規約で決まっている場合は、それに沿ったファイル名を使ってもらいますが、そうでない場合は、コーダー任せにする場合もあります。

【cssのclass名】
style1とかclass1とかあまりにも抽象的すぎて何のスタイルなのかわかりません。
書籍やWEBのチュートリアルなどで、わかりやすくこういう書き方をしていることがありますが、実践的ではないです。

複数の環境でチェックをしていない

スマホサイトなどを除いて、PC向けのサイトでは、IE7~9,Chrome,Firefox,Safari,Operaあたりのチェックは必須です。

Mac使いの方で、Windowsでの確認をしていないことありますね。
MacとWindows適用フォントの関係で、改行位置が異なる場合が出てきて、2つ横に並べたボックスの高さがMacでは同じでもWindowsでは異なってしまっている(その逆の場合も)。

逆に、Windowsであっても、Adobeのソフトを入れるとヒラギノフォントがインストールされているので、CSSの設定で、ヒラギノフォントを優先させている場合は、そちらで表示されます。
ですが、一般の人の環境ではAdobeのソフトなどはインストールされていないため、メイリオやMSゴシック、明朝で表示されます。
そうすると、デザイン確認した環境と、実際に多くの人がみる環境が異なるので、正しく表示の確認ができていない状態になっています。

たいていの場合で、一番多いユーザー、Windows+IE(フォントもWindowsのデフォルトフォント)での確認が漏れてしまっていることがあります。

バリデーションでエラー連発

Dreamweaverでコーディングするのでしたら、バリデートはかけてから納品しましょう。できれば、
W3C Markup Validation Serviceくらいは、確認して欲しいと思います。

原稿の機種依存文字をそのまま使う

原稿を作る担当者には、HTMLや文字コードなどの知識がない人が多いです。ですので、丸数字やローマ数字などの機種依存文字が原稿の中に入っていることがあります。

この場合、そういった機種依存文字をさらっと、普通の数字などに変えてくれていると、『この人できる人だ』となります。

写真やロゴのライセンスを無断で使用

商品パッケージの写真であったり、ロゴをデザインに組み込みたいということは多々あると思いますが、無断で入れ込んでしまうことはやってはいけないことです。
面倒でも、ちゃんと連絡して使用許諾を得てから使用します。
許諾を得ている場合でも、許諾の範囲が制限されている場合もあります。

ロゴやパッケージの画像と文字要素や装飾要素を重ねてはいけないとか、間は○○px以上空けないといけないとか、アイコンの一部などに使ってはいけないとか、細かなことが決まっている場合もあります。

他の人が撮った写真やイラストを使う場合も同様に無断使用はダメです。使用許諾を得るか、ライセンスフリーのものを使います。

こういった手続きを経ないで勝手に使っていないか、ディレクターは確認しています。

番外編

●新しい技術を使うのはいいけど、間違っている
HTML5とか、jQueryのライブラリなどの新しい技術を使っているけれど、コードをよく見ると<section>内に<h1>がない(厳密にはhxは必須ではないですが、sectionを使う意味を考えるとhxタグは入るのが自然)、Javascriptのエラーが出ているのに自分ではデバッグ、修正ができなかったりなんてこともあります。

新しい技術を使うのは悪いことではないのですが、十分に使いこなせるようになってからにしてください。お客様に納品するデータで実験は厳禁です。

●実は、そういうデザインしかできない
デザイン案で「これが絶対にいいんです」と力強く言ってくれたのはいいのですが、その人が作っているサイトを見せてもらったら、全部同じテイスト。

よく言えば、そういうデザインが得意なのですが、そういうデザインしかできないということでもあります。
デザインは制作するページのブランドやコンセプト、内容に合わせたものを作って欲しいのに、これでは採用はできないですね。

失敗して覚えてください

とまあ、偉そうなことをいくつも書きましたが、私もこういったことすべてを最初から知っていたわけではなく、何度も失敗して、こちらではうまくいくのにお客様に確認していただいたら、うまくいっていないという経験をしてきています。

ぜひ、上記のようなことを気をつけながら、失敗もしながらスキルを身につけていって欲しいと思っています。失敗してもあなたのディレクターがきっとあなたを守ってくれるでしょう。

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