読了『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』

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キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

佐々木 俊尚 (著)
¥945
ちくま新書

2010/12/22の私の投稿
情報のキュレーター
にも書きましたが、情報過多な現在において、大量の情報に流されないよう、
情報に対するあらたな、あるいは、独自の重み付けや視点、フィルターを置くことで、
各個人の理解を助ける役割ができないかと思っています。

佐々木俊尚氏の『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)』、
独自の【視座】の重要性、情報の送り手としても受け手としても重要。
それによって、自分や他の誰かの生活や将来・人生までも変わってくるということ。

今回の震災に関する情報についても実感しています。
震災当日、Twitterを活用して、親しい人の安否確認には非常に役立ちましたが、
その後、日々流れてくる、裏の取れていないRT、デマの拡散は、
情報収集の上で、大きなノイズとなってきました。

しかし、この【視座】というキーワードで、
その情報は誰から発信されたものか?
どういう意図で発信されたのか?

それを追っていくことで、情報の正しさの確認や、
ミスリードを避けることできていると思います。

情報の伝達において、
「〇〇だ」
「〇〇だそう」
「〇〇と思う」
は、全く違うもので、情報を発信する場合は、それを気を付けないと、
大きな誤解を生む可能性があると思います。

怖いなと思ったのが、TVを観ていると
実は、一部でしかないのに、それをさも全体であるかのような伝え方をしていることがある。
センセーショナルな表現をすれば、それで注目を浴びることはできるけれど、
それが恐怖心を煽ったり、パニックを引き起こしたりしたとしても
それに関して、責任を取ることもなく、数日後、手のひらを返すように
「買い占めはやめましょう」などと言い出す始末。

話がズレてしまいましたが、【視座】に気をつけながら、発信者としても受信者としても
行動することが重要と思っています。

スーパースターを生み出すまではいかないまでも、
埋れている素晴らしい、こと・もの・人、
自分なりの視座で、少しずつでも伝えていけたらと思います。

第一章 無数のビオトープが生まれている

第二章 背伸び記号消費の終焉

第三章 「視座にチェックインする」という新たなパラダイム

第四章 キュレーションの時代

第五章 私たちはグローバルな世界とつながっていく

<関連サイト>

私にとって佐々木氏も重要な視座の一つです。
Twitter:@sasakitoshinao
Facebookのノート:https://www.facebook.com/notes.php?id=153481388015283
本書の参考文献がまとまった本棚(ブクログ):http://booklog.jp/users/curation

<気になったキーワード>

記号消費、機能消費、視座、ビオトープ

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